2011年2月20日日曜日

Episode3 カパンナとシチリア



「カパンナ(CAPANNA)」命名のこと
一口に云えば「廃墟のような山小屋」と云う意味のイタリア語です。
そこまではまだ朽ちては居ないとは思うのですが、「山荘/丸太小屋(BAITA)」のことを日本語で発音すると「バイタ」となります。「バイタ・コダマ」では響きがよくありませんので「カパンナ・コダマ」としました。
命名して下さった方は、シチリアの弁護士ビートさんと云う方です。
15年前になるでしょうか。私ども夫婦はある方のご案内でシチリアに8日間滞在いたしました。

ご存知のようにイタリアはブーツのような形をしていま すね。そのつま先にちょっとゴツゴツした大きな石がありますが、そこがシチリア(シシリア英語)島です。イタリア最大の面積を持つ「州」です。シチリア は、私たちの「佐渡島」的感覚のところではありません。四国の1.4倍もあるのですからね。沖縄本島の2倍くらいです。
州都はパレルモ市、私たちが滞在したのは「チェファルー(CEFALU)」といってパレルモから海岸沿い東(70km)約1時間車で走った所です。ここの山の手にビートさんの別荘がありますが、そこに滞在致しました。
パレルモ県「チェファルー」のこと
チェファルーは人口1.3万人の小さな都市ですが歴史のある街です。観光シーズンにもなると観光客が押し寄せ人口の20倍にもなるそうです。また映画「ニューシネマパラダイス」のロケ地としても知られています。
チェファルー観光案内 http://www.siciliaclub.net/cefalu.html
ビートさんには2台のカメラをお土産に差し上げました。1台は同居の婿殿シルビアさん用として。滞在中はすべてお任せ、私の仕事は毎朝プールのごみ取り役でした。

ビートさんのこと
ビートさんは、英語もむろん日本語も話せない。それでも女性群が出かけた後、一夜二人だけで留守番をしたことがありました。TVも無いリビングで身 振り手振り、ワインを飲みながら話し?合った。これは楽しいひと時で忘れられない想い出です。大富豪とは見えないけれど広い敷地に本棟と別棟があって、私 どもは別棟で過ごしました。この方は誠に温厚な方ですが、シチリアを動かす7人の一人だと日本人通訳の話でした。
う〜ん、シチリアのか〜  「gentaroさん、ゲンタロさん」といっていつも街へ連れて行って呉れました。
カパンナが生まれたのは、この時でした。


 

2 件のコメント:

Unknown さんのコメント...

時間が経つのは本当に早いね。

Cpanna.Kodama さんのコメント...

おお、見てくれたんだね。ありがとう。
また時々見てやってね。